RIZAPグループ株式会社 2024年3月期決算説明会 (TEST)
RIZAP瀬戸氏「国内で7兆円・グローバルで50兆円の自己投資産業へ大きく舵を取る」 6期連続増収を達成
連結決算ハイライト
瀬戸健氏(以下、瀬戸):本日は、お忙しい中お越しいただきまして、ありがとうございます。150ページほど資料がありますが、1時間ほどお時間をいただきまして、私から素早くご説明差し上げたいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、さっそく連結決算ハイライトです。この3点に、今日のお話がほぼ集約されています。
まず1点目は、前期の売上収益が6期連続増収、過去最高を達成。前年対比で1.4倍という実績になっています。
2点目は、営業利益が5期連続増益、過去最高を達成。前年対比で1.3倍です。
3点目が……実は、ここがいちばん重要なことなのですが、我々は前期に、大きく投資を行いました。前期の数字というよりは、今期の数字を大きく伸ばすために、すべての投資を行ってまいりました。
その結果、今期2019年3月期は大幅の増収増益で、売上収益は一気に1,000億円を超える上積みを行います。営業利益は230億円で、こちらも一気に約100億円を上積みします。
具体的に、それらが積み上がっていくかということを、本日はしっかりと前年(の決算)を遡ってご覧いただきながら、ご説明差し上げたいと思います。
連結損益計算書 (IFRS)
それでは、連結決算の概要です。前年(2017年3月期)の売上収益の952億円から(2018年3月期は)1,362億円で、1.4倍に成長して、400億円の増額をしています。営業利益に関しては、102億円から135億円で、予算を大きく上回り、33億円を積み上げています。
親会社の所有者に帰属する当期利益に関しては92億円で、大きく軒並み1.2倍以上の利益を積み上げている状態です。先行的な投資を行って(そのうえで)この結果ということです。
2018年3月期 業績見通しとの比較
予算対比でどのようなかたちになったかと申し上げますと、売上に関しては、(グループ会社の)不採算店舗を、我々は期中から撤退を優先して、無駄な売上を立てない(ことにしました)。収益性が悪いところは削減していくということで、97店舗で一気に撤退・減損を行いました。
その結果、売上に関してはショートしていますが、前向きなかたちで撤退を行っています。それが、今期は利益に積み上がってくるということです。不採算店舗は、利益を生むどころか赤字になってしまいますので、そのようなものは一気に撤退を行っている状況です。
営業利益に関しては、130億円で計画していましたが、(実績は)135億円で、こちらも上回っています。(営業利益)以下、すべての利益項目で計画を達成しています。
ですので、これらの利益をしっかり達成したうえで、前期は投資を行いました。具体的にどのような投資を行ったかに関しては、これからみなさまに、一つひとつお知らせしたいと思います。
前期の先行投資の効果により、今期 大幅増収増益見込み
前期の先行投資の効果によって、今期は大幅な増収増益を見込んでおります。計画としては、売上は先ほど申し上げた通り、1,000億円規模を上積みしています。営業利益に関しても、100億円規模の利益を積み上げています。
連結売上収益
(業績見通しについて)具体的にどのようなかたちかを、1つずつ申し上げます。こちらは通期前年対比(の連結売上収益)で、(2018年3月期の)1,362億円から今期(2019年3月期)は2,500億円。
連結営業利益①
連結営業利益も(2018年3月期の)135億円から(2019年3月期は)230億円で、一気に伸ばしてまいります。
7年前(2012年3月期)と見比べて、売上は約20倍近くになっているということで、今期も一気に伸ばしてまいります。利益に関しても、5年前(2014年3月期)あたりと比べて約20倍ぐらいに、一気に(伸びています)。利益も、前期にしっかりと投資をやった結果、このようなかたちで跳ね返ってきているということです。
前年は(営業利益が)1.3倍の伸びということで、我々としても悪くはなかったのですが、これからも(先行投資の効果により)加速していくということで、2020年に売上3,000億円・営業利益350億円を速やかに達成するために、今期も一気に伸ばしていきたいと考えています。
連結営業利益②
投資については、またご説明差し上げますが、その中で今回、負ののれんというかたちで乗ってきています。ただ、それは、しっかりと利益を達成した中で投資を行ったということで、調整後の営業利益に関しても、前期を大きく上回ってる状況です。
(ご参考)先行投資の明細
それでは、先行投資をどのようなかたちで行ってきたのかを、具合的にご説明差し上げます。
1番目に、RIZAPボディメイク事業です。こちらに関して、広告宣伝費が前年対比でどれだけ上回ったかを指し示しています。前年対比で、合計37億円を上積みしています。これは、ボディメイク事業だけで、広告宣伝費を中心とした37億円の投資を行っています。
2番目に、新規事業です。RIZAP GOLF、RIZAP ENGLISH、その他の新規事業の営業損失です。これは、先行投資の中で損失を出したということです。その損失で、一気に……なかなか、これだけの損失を出すことは難しいと思うのですけど、28億円の損失を出しています。これがどのようなかたちになっているかについても、この後ご説明差し上げます。
3番目に、M&A関連費用です。我々はM&Aにともない、毎月平均で10社を超えるデューデリジェンスを行っています。1社(について)M&Aで整理するかどうかということで、非常に多くの案件を抱えながら、その中でデューデリを行いまして、たった1件上がるか上がらないかということで、徹底して(います)。そのコストは、ランニングでかかってきます。
我々は、やはり(M&Aを)慎重かつ積極的に行うために、そのコストはやむを得ないというかたちで、先行的に投資を行っています。
これらを合計して、1年間で91億円が積み上がりました。その結果として、今期の売上、そして利益に跳ね返ってきている状況です。
先行投資の効果 - 1. RIZAPボディメイク事業①
具体的に、それがどのようなかたちで跳ね返ってきているかを申し上げます。このRIZAPボディメイク事業で、前年(2017年)第4四半期は売上が60億円だったのですが、今期(2018年)の第4四半期で94億円です。RIZAPの関連事業として、大きくフェーズが変わってきている状況です。
先行投資の効果 - 1. RIZAPボディメイク事業②
それでは、今期はどのようなかたちになるかと言うと、先ほど(の売上収益の四半期推移で)は(2017年3月期第4四半期から2018年3月期第4四半期で)1.5倍の数字が出ましたが、今度は(年度で)今期の売上を、一気に(2018年3月期から2019年3月期で)1.5倍、さらに売上を伸ばしてまいります。
後ほど理由もご説明差し上げますが、利益に関しては、前年対比で200パーセントの実績を、今からしっかりと出してまいります。一気に、倍増させていきます。
先行投資の効果 - 2. 新規事業
また、新規事業のRIZAP GOLFも、投資を行っていく中で、営業利益率は一時期、100パーセントに近い損失を抱えていました。しかし、前期末から収益性が徐々に回復していって、その中で損失を抑えながら、売上が大きく改善してきている状況です。
先行投資の効果 - 3. M&A関連
具体的に、グループ(企業)の利益がどのようなかたちで変わっているか(についてご説明すると)、M&A関連費用で一時期損失として、この(グラフの)ようなかたちで返ってきていました。
それが我々(にとって、影響が)いちばん大きいのは、前期に関しては、1年前(2017年3月期)の19億円の損失から、前期(2018年3月期)は16億円の黒字に転換していること。それが、非常に大きなポイントになっているのではないかなと考えています。
その利益が、今期(2019年3月期)に関しては、大きく跳ね返ってまいりまして、41億円となります。今期に関しては、倍増以上の利益の実績を出す予定です。
(ご参考)「M&Aによる割安購入益」が発生するケース
それでは、具体的に我々のM&A(についてご説明しますが)……よく「負ののれん(が出る)」ということで、一般的にはなかなか聞かない話というか。一般的に、「のれんが出る」と言う話をお聞きすることは、たくさんあると思うのですけど、(我々は)「負ののれんが出る」ということです。どのようなことを表しているのか、ちょっとおさらいで申し上げたいと思います。
(イメージで申し上げると)M&A対象企業の純資産が15億円ある中で、我々としては、それを5億円でお譲りいただく。そのような場合は、純資産に対して超過した10億円が「負ののれん」(M&Aによる割安購入益)で計上されている。
そのようなかたちですが、それだけでおいしい話ではなく、実際はそれと同時に赤字も付いてくるということです。10億円の「負ののれん」は出るのですけど、それにプラスアルファして、営業損失も一緒にいただくことを、うちの会社の今までのスタイルで行っています。これからも、続いていくと思うのですけど。(当社グループ入り後、経営再建を加速した場合、当社)企業が(M&A対象企業を)再生させていく。
ただ、一般的には、我々が5億円の赤字の会社をグループ入りさせたときは……5億円と言っても、(グループ入りする)前期からどんどん落ちていったときの(経過としての)5億円ですから、翌年(2年目に)7億円になったり、翌年(3年目に)10億円になったりするのが、一般的なトレンドだと思います。
そのような下降トレンドの会社にグループにきていただいて、それを黒転にできるかどうか。それが、いちばん重要なことになってくると思います。
こちら(スライドの右側の図)でご覧いただいている通り、(独自再建の場合)赤字になる予定の会社を(当社グループ入り後、経営再建を加速させることにより)黒転させていることが(我々としては)非常に大きいのではないかと考えています。
当社グループ入り後の経営再建事例
具体的には、こちらのページをご覧いただく通りです。(スライドの左側の)マルコは、グループに入ってもらったとき(2016年3月期)は、6億円の赤字の会社でございました。「翌年は、下手したらさらに赤字が増えそうだ」という話ではいたのですが、我々グループに入ってもらって、半年間で黒字に転化しました。前期に関しては9億円で、利益を計上しています。
(スライドの右側の)パスポートに関しても、グループに入ってもらった瞬間(2017年3月期)は5億円の赤字で、下落のトレンドではございましたが、その中で、1年間(2018年3月期)で黒字にしています。
一般的には、そのような会社をグループにしていますので、そこの再生に成功しているのが、非常に大きなポイントになるのではないかと考えています。
よく、のれんが純資産に占める割合が非常に大きいとか……その会社の業績が悪くなったら、もしかしたら減損処理を(するとか)。よくある話としては、一括で減損処理を迫られて会社の経営が成り立たなくなるとか、M&Aに失敗して、それで業績が上向くどころか、むしろ一気に減損されるとか。そのようなことも、よく聞く話だと思うのですが。
具体的に、我々はリスクをどう孕んでいるのかということでもあるのですが。よく言う「のれん」が、ある意味……ご覧の通り、形がないものです。
例えば、ご存じの方(も多いと思いますが)、5億円しか純資産がない中で、15億円でその会社を売却される場合は、10億円の……ある意味、2億円~3億円の利益が出るからということで、プラスで10億円ののれんを乗せて……結果的に15億円で売却を行ったら、当たり前ですけど、10億円ののれんができます。
だから、毎年2億円~3億円が出る話がなかなか実現せずに、黒字どころか赤字に陥ってしまって、一括で減損処理をして、10億円の特損を出した……という話も、よく聞く話ではないかと思うのですが。
我々に、そのようなリスクがどれくらいあるかと言うと、我々は形がないのれんは、ほとんど乗っていないと認識しています。
のれん/資本 比率
これは、のれん/資本比率です。(のれんは)2年前(2016年3月期)は46億円。前々期(2017年3月期)は62億円で、前期(2018年3月期)は78億円です。将来的に減損処理の可能性を孕んでいるのは(この)78億円になります。
ただ、我々の資本の水準は420億円ですので、もし仮にすべての会社の収益性が悪くなって、減損処理を迫られたとしても、(のれん/資本比率の)約18.2パーセントしか、資本は毀損しません。
そのようなリスクに備えても、我々が持っている「負ののれん」は、目に見える資産でございますので、目に見える資産が毀損すれば、もちろんマイナスにはなりますけど。基本的にはすべて、土地や在庫とか、基本的にはそのような目に見える「負ののれん」でお譲りいただいていますので、そこに関して最大のリスクは、このようになっています。
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